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Global Network 21
グローバル・ネットワーク21
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グローバルネットワーク21のシンポジウムが
盛大に開かれました

 
 

 シンポジウム「未来への提言−グローバル世紀を豊かに生きる智慧」が、10月23日(土)の午後に、京都市の立命館大学朱雀キャンパスで開かれました。遠く東京や福岡さらにはアメリカからも、あわせて30名の参加をいただき、活発な意見交換が行われました。予定していた3時間を30分延長したのですが、それでも意見を十分に展開する時間をとれない参加者が多数出て、シンポ終了後に近くの京料理店でもたれた夕食会の席上にまで議論を続ける人も出ました。時間が限られていたことが大変残念でした。

 シンポでは、まず、基調報告「共同研究テーマの設定に関わる提案」が片岡会員(GN21代表)から行われ、「未来への提言」に3年計画で取組む方向が確認されました。

続けて、3つの分野それぞれで提言を考えるうえでどのような視点が必要か、という問題意識に立って次のような報告があり、報告をめぐって意見交換が行われました。

 
北島会員  「豊かな文化と自己発現に関わって」

        西欧近代にとって、「他の文化文明」の持つ役割

        共生概念、智慧、見返を求めない社会活動

        伝統文化再生の意味  

        日本における伝統文化再生の意味と提言

佐々木会員 「欲望の制御に関わって」

        開発と環境の問題を基本文書にいれるべし。
         カネと所有を根源的に検討することが重要。

黒田会員  「社会システムの変革に関わって」

        他者との関係で私があるのだから、「共在」の思想が           
         大切。
GN21としても、そのことを認識する必要。

        多くの公と多くの私がある。

 
 

 最後に、これからの取り組み方針が確認されて、白熱したシンポが修了しました。

シンポでの議論の中では、これからのGN21の取り組みに大いに必要になると思われる意見が多数出されました。

たとえば、

 
  法の問題が基調報告から抜けている。

  国とは別のパブリックの概念の存在。

  共同体の問題に取組む必要。

  社会共同体のモデルを考える。

  面で捉えられる共同体とネットワークでつくられる共同体。

  共同体賛美になってはいけない。

  西欧近代のマイナス面だけでなく、プラス面もみる必要。

  欲望の制御は無理。どれくらい抑制できるかの問題。

  欲望は人間の本質。欲望があるから世界は発展した。

  つまりは、現代世代と未来世代の間の公平の問題だ。

  発展(開発)の概念が問題。

  経験が大切。

提言は根源的なものと現実的なものの2つが考えられる。

提言は、小さな例からゆくとよい。

何をどう提言するのか。

 
 

「明日への提言」

 なお、当日を含めて、何人かの会員から、「未来への提言」をどのような射程で考えることが求められているのか分からない、というご意見を頂いたので、シンポでの意見交換の方向性に沿って、あらためて、「明日への提言」としてご提案します。1月に、関西在住の会員で「企画委員会」を持ちますので、2月早々に取り組みの具体案を提案させていただく予定です。

                                       以  上

                                                                   

 

 

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